リフォーム・ローン
リフォーム・ローンの新築ローンと違うところ
リフォーム・ローンは新築ローンと同様に土地と建物を担保にしますが、不動産鑑定士により鑑定評価をします。また、建物の状態についての検査が必要な場合があります。いずれもその費用が別途必要です。これらの条件により、ローンの可否・限度額がきまります。
リフォーム・ローンについて
リフォーム・ローンの利用者には高齢者が多いためにリバースモゲージという高齢者向けローンがあります。これは毎月利息のみを支払い死亡時に元金を支払うローンです。この場合、元金支払は土地建物の担保で精算することが一般的ですが、土地の価格が下がって元金に不足(担保割れ)することがあれば別途支払わなければなりません。不足分は支払いを免除するノンリコースローンという制度も外国では一般的ですが、わが国ではまだ、販売されておりません。このため現状では遺族にとって大きな負担になることもあります。
元金については一部繰上返済も可能ですので、毎年100万ずつ元金を減らしていくという方法もあります。毎月の金利支払いも下がります。
ご主人がローンを組んで先に亡くなられた場合、奥様は利息を払いながらそのまま住み続けることもできます。奥様が亡くなられた時点でご遺族による残元金の返済となります。
リフォーム・ローンの利用は60歳以上の方が多く団体信用生命保険がつけられません。別途保険を考えることもできますが保険料が高く利用価値はあまりありません。火災保険は必要です。
保証料について
リフォーム・ローンを工事金額全額に対してご利用の場合はエスクロー信託の必要がありませんので、エスクロー保証料のうちエスクロー部分の1.5%が免除となります。工事金額の一部ローンの場合はその分のエスクロー保証料が減額となります。エスクロー保証料は免除または減額となりますが、リフォーム・ローンにはローンの保証料または手数料が1.5〜3%必要になるところもあります。また、金融機関によっては連帯保証人の必要なところがあります。信託銀行では遺言信託契約の必要なところもあります。
●ローンについての具体的なご相談も承ります。最適なローン設定をご提案いたします。